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外見至上主義に抗いを

第3章 転校生


それから月日は流れ、ゴールデンウィークが明けた。
は瑞稀に加え、美玲と共に過ごすようになった。

瑞「おはよう!!」

「おはよう瑞稀」

瑞「ゴールデンウィーク、は何してた?」

「私はバイト三昧だよ、瑞稀は?」
は入学してすぐに焼肉屋と兄の働くコンビニでのバイトの掛け持ちを始めた。

瑞「私は流星と買い物に行ったよ」

「仲良しだねぇ、カッコよかった?」
はニヤニヤした顔で瑞稀に聞いた。

瑞「べ、別に?喧嘩しなかったらカッコいいかもね」

「まぁそれは…ね」

美「おはよー、2人とも」

「あ、美玲おはよ、美玲はゴールデンウィーク何してたの?」

美「イケメン探しで大変だったわよ」

と瑞稀が美玲の言葉にアハハと苦笑いしていると、先生が来た。

先「ほらー、席につけよー」

みんながそれぞれ席につく。

「四宮くん、おはよう」

四「おはよう」

また四宮は小さな声で返事をした。
そしてホームルームが終わると、先生が転校生が来たと言い出した。

先「入ってきなさい」

学生1「イケメンかな」
学生2「男?女?」
学生3「えー、俺可愛い子がいい」

「どんな子だろう、ね、四宮くん」

が四宮の方を見ると、四宮も、ね、と言うように頷いた。

ガラッ

そして入ってきたのは…


蛍「長谷川蛍介です…よろしくお願いします」


とんでもないイケメンだった。

学生1「やばい…かっこよすぎる…」
学生2「スタイルやばくない…?」
学生3「180超えるよね」

クラス内の女子がざわつきだし、男子は警戒した。

「わぁ、すごい、この学校イケメンな人多いけど、転校生もイケメンだね」

は四宮の方を見ると、四宮もハッとしたような表情をしていた。

(四宮くん、ハッとすることなんてあるんだ…転校生もイケメンだけど四宮くんだって十分イケメンなのに、なんか、かわいいな)

そんなことをが思っていると、美玲がすぐさま蛍介の元へと行った。
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