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外見至上主義に抗いを

第2章 入学


遊「翔瑠、そんな笑ってやるなよ、可哀想だろ。すげぇ一年てのはこいつらのことだ」

「そうだったんだ」

翔「悪りぃ、悪りぃ、一年てことは俺らとタメだな。俺は翔瑠。よろしくな」

そう言うと翔瑠はに手を差し出した。

「よろしくお願いします」
は握手を返した。

翔「敬語にしなくていいぞ、こっちのバスコも一年だ」

バ「よろしく」

「よろしく…」

は翔瑠の時とは違い、恥ずかしそうに照れながら手を差し出した。
バスコも顔を赤くしながら手を握り返した。






一悶着あった末、ようやく2人は先に着いて落ち着いて昼食を取った。
瑞稀に兄のこと、昨日のことを話した。

瑞「のお兄さん、イケメンだね。も可愛いから美男美女の兄弟だね!」

「そうかな?瑞稀ちゃんの方が可愛いよ」

瑞「ちゃん呼びやめてよ〜、、すごく可愛いよ?」

「瑞稀、は褒めるのうますぎるよ…」

瑞「事実言ってるだけだよ?」

「ほらまた上手」

瑞「本当のことだもん!それよりさっきの人、大丈夫?」

「ん?なにが??」

瑞「好きになるのは構わないと思うけど、刺青たくさん入ってたし関わって大丈夫なのかな、って」

「刺青入ってたとしても、すごく優しいし、大事なのは中身でしょ?てかサラッとバスコのこと好きな人扱いしないでよ」

瑞「たしかに…そうだよね!流星も見た目は結構怖いしな…え、いや違うの?」

「違うから!てか流星くんのことが好きなの?瑞稀」

瑞「そ、そんなんじゃないよ!流星とは幼馴染なの」

「ほぉ」

瑞「何か言いたげな顔ね」

「いいや別に?」

瑞「んもぉ、本当にそんなんじゃないって」

と瑞稀はすぐに打ち解け、仲良くなった。


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