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外見至上主義に抗いを

第7章 学園祭


ステージが始まる直前

美玲や瑞稀や流星、四宮やバスコ達と共にいるとステージに参加する蛍介から声をかけられた。

蛍「ちゃん!」

「蛍介くん、どうしたの?」

蛍「どうしたのじゃないよ!なんで参加すること言ってくれなかったの!」

「え?」

瑞「もステージに立つの?」

「え、いや、なんのこと?」

蛍「参加者のリストにちゃんの名前が入ってたんだ。それなのにいないから、呼んでこいっていわれて…」

は考えた。すると一つの考えに行き着いた。
周りを見渡すと




女子1「クスクス」
女子2「ざまぁ」
女子3「みんなの前で大恥かけばいいのよ」



やはりあの3人組の仕業だった。
勝手にの名前を使い、応募していたのだ。

瑞「また…」

美「全く…」

翔「あいつら…」

「わ、私歌えないよ」

蛍「大丈夫、出来るよ、ちゃんなら」

蛍介はの両手を取った。

「ギターもないし…」

すると流星がトコトコと歩き出した。

流「おい、お前が持ってるそれ貸せ」

男子1「は、はい…」

その辺にいたミュージシャン学科の人に声をかけ、ギターを貸してもらってきたのだ。

流「ほら」

蛍「僕もすごく緊張してる。ちゃんなら大丈夫。一緒に行こう」

「うん…」
は流星からギターを受け取り、蛍介と共に舞台裏へと向かった。



そして本番。
貴仁達のステージは多いに盛り上がった。貴仁たちの次に蛍介と敏斗、そして最後にと言う順番だった。
蛍介と敏斗のステージは、敏斗の言う通り、周りをあっと驚かせるようなステージだった。
いよいよの番。

司会「続いては才源のエンジェル!天羽〜!!」

急だったので、は着飾ることもなくギター一本でステージへと上がった。


「…スゥ」
目を閉じ、深呼吸をした。

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