第7章 学園祭
職員「うちは、とある財閥の方に出資していただいてるのでお金にはあまり困ってないんです。ですから大丈夫です」
職員(四宮財閥の方から倍額出すから天羽さんたちに費用の請求はするなと言われてるのよ!!)
遊「何かあった時、それで大丈夫なんですか?タダより怖いものはないって…」
職員「そうですよね…でもご安心ください。大丈夫です」
職員(そりゃ老人ホームタダなんて誰でも疑うわ…でも言うなって言われてるし…)
「…わかりました。じゃあここに決めます」
遊「ほ、ほんとにか??」
「うん…だってきっとそんな老人ホームないだろうし、実際お金がかかるところには預けられないから…」
遊「まぁ…じゃあここにするか。すみません、ばあちゃんをよろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
2人は職員に頭を下げた。
祖母は来週末から老人ホームへと預けることになった。
ー翌日ー
「四宮おはよ!」
四「おはよう」
「昨日四宮が教えてくれた老人ホームに行って来たんだけど、そこに預けることになった!」
四「そうなんだ、いい感じだった?」
「うん、なんかお金が全然かからなくて、職員の人もすごく感じよくて、良かった!ただその全然お金かからないってのだけが少し不安だけどね」
四「大丈夫だよ」
四宮は少し嬉しそうな顔をしていたのだった。
それから数日。
ファッションデザイン学科はファッションショーをやることや、通称ドレオクと呼ばれる奴隷オークションには蛍介が出されることに決まった。
蛍介とバスコの間の誤解も解けたようだった。