第6章 祖母
が家に帰ると祖母は謝ってきた。
淑「…ごめんよ…驚いて何が何だか分かんなくなっちまって…」
「うん、いいよ、大丈夫。でもね、ばあちゃん。例え私じゃなかったとしてもあんな酷いこと人に言っちゃいけないよ。何が何だか分からなかったなら尚更。助けてくれた人かもしれないんだから。次から気をつけて、ね?」
淑「あぁ…。本当にすまないねぇ」
「うん」
遊「今日はもう休め。あとは俺がやるから」
「ありがとう」
その日の祖母の面倒は全て遊が見たのだった。
ー翌日ー
「おはよう、四宮」
四「おはよう」
「今日は絶対、図書室行こうね」
四「うん」
ー放課後ー
「図書室行こっか」
四「うん」
2人は図書室に向かった。
「…昨日ありがとう。一緒に探してくれて。…私のことも探してくれて」
四「うん、頑張りすぎないようにね」
「うん…ありがとう」
2人が図書室に向かう姿を見ているものがいた。
蛍(あ…ちゃんと四宮だ…なんかすごくいい雰囲気…2人ともすごくお似合いだな…でもモヤモヤする…なんだろう…こんな感情初めてだ…)
蛍介は初めての感情に戸惑った。
ー図書室ー
「ここは…こうだから…これ使って…うーん…」
四「…」
「ねぇねぇ」
四「?」
「ここまでは解けたんだけど、ここから分からないんだけどわかる?」
四「ここは…」
四宮は丁寧に教えてくれた。
「はぁ…なるほど…。分かった!ありがと。四宮はすごいね」
四「こそ」
「私分からなかったよこれ」
四「俺が分からないものをがわかる時だってある」
「たまにね、あーあ疲れた少し休憩」
四「俺も。少し外行ってくる」
「分かった」
四宮は一服しに行った。はもちろんそんなこと知らない。
しばらくして四宮が戻ってくると