• テキストサイズ

外見至上主義に抗いを

第5章 いじめ


蛍「おはよう」

女子たち「きゃーー!!蛍介!」

あろうことか蛍介は全身ブランドもので固め、学校へやってきた。
実は昨日の放課後四宮が両手で抱えきれないほどのブランド服を蛍介にプレゼントしたのだ。
もちろんブランドであることは蛍介には話さずに。

女子1「ねぇ…今日の蛍介一段とやばくない?」
女子2「素敵…何かあったのかなあ?」
女子3「今日の蛍介一段と輝いてる」
女子4「本物の王子様みたい」
女子5「やっぱりあれはただの噂だったんだね」

美「蛍介ぇ〜服買ったの?すごく似合ってる」

蛍「え?服?ありがたいことに安物の服をもらったんだ」

女子1「蛍介やばーい」
女子2「相当お金持ちなんだろうね」
女子3「ねぇ、蛍介!その財布はどこのブランド?いい味出てるね」

蛍「え?あーこれ?ブランド物じゃないよ」

女子4「そうなの?でもおしゃれだよね」

蛍「これは去年、母親に買ってもらったんだ」

女子1「蛍介ってただ贅沢するだけじゃないんだね」
女子2「1つのものを大事に長く使うタイプなんだね」
女子3「そういうの素敵〜」

蛍「あっ、四宮おはよう、昨日は…」
蛍(あれ?聞こえてないのかな…あとでちゃんとお礼言おっと。あ、ちゃん!)

蛍「ちゃん!おは…」

「四宮おはよ」

蛍介がに話しかけようとすると、はまるで蛍介を避けるように四宮に話しかけた。

蛍「?」
蛍(避けられてる…?というか今日のちゃん、何か雰囲気が違う…なんかいつにも増して可愛い…)

しかし

蛍「ちゃ…」

「四宮!」


蛍「…」

「瑞稀〜」

蛍介が話しかけようとしても見事に全て避けられてしまった。

蛍(き、気のせいじゃない…やっぱり避けられてる…)

蛍介はしょんぼりしてしまった。



女子1「あーあ、蛍介悲しそう…」
女子2「何も無視しろなんて言ってないのに」
女子3「蛍介のこと傷つけるなんて本当調子乗りすぎ」
昨日の女子たちはまたもや文句を言っていたのだった。
/ 131ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp