第2章 入学
「なんで自ら喧嘩ふっかけるの??」
遊「それは俺も理解不能、ちゃんと俺は止めたよ、でも聞かないからもう諦めた。そいつも弱そうには見えなかったし。でも想像以上に強かった。」
「ふーん。あ、いけない、塩がもうなかったんだ」
は祖母が風呂に入っている間、祖母の翌日の昼ごはんを作りながら遊と話していた。
台所に祖母を立ち入らせては危ないため、作り置きをしていくのだ。
遊「俺買ってこようか?」
「ううん、私行ってくるよ、ばあちゃんお風呂で何かあったら私1人じゃ何もできないから」
遊「分かった、もう暗いから気をつけろよ」
「うん、じゃあちょっと行ってくるね」
は近くのコンビニまで歩いた。
近くといっても15分ほど歩くのだが。
は買い物を終え、コンビニを出ようとするとある張り紙に気がついた。
「アルバイト募集…か…私もしないとな…」
はコンビニを出て家の方に向かって歩いていると後ろから声をかけられた。
男1「おねーちゃんっ」
男2「ねぇ暇ならさ、俺らと遊ぼーよ」
男3「え、めっちゃ可愛い顔してんじゃん」
「…」
(嘘でしょ…怖いんだけど…ダメダメ、こういう時は無視するのが1番)
男1「おい無視してんじゃねーよ」
1人の男がぐいっとの手を掴んだ。
「いたっ…離してください…」
男2「ちょっと可愛いからってよ」
そしてもう1人の男にも片方の腕を掴まれ、身動きが取れなくなってしまった。
「は、離して…」
男3「なぁ、その顔を涙でぐちゃぐちゃにしてやることもできるんだぜ?」
3人目の男が片手で顔を掴んできた。
「やめて…」
もうダメだと思ったその時、救世主が現れた。
?「おい、嫌がっている。手を離せ」
男3「あ?」
?「聞こえなかったのならもう一度言う。彼女は嫌がっている。手を離せ」
男2「まじに聞こえねぇわけじゃねぇよ、何俺らに向かって意見してんだって言ってんだよ」
?「悪いやつだな。許さん」
男1「俺らとやるってんだな、おら!」
1人が殴りかかっていったのを皮切りに2人もかかっていった。
多勢に無勢。