第4章 バスコ
遊「ん?」
遊は四宮のことを見た。
すると四宮はスッと立ってお辞儀をすると、に軽く手を挙げて帰っていった。
(し、四宮…なんだかいつもと違う雰囲気だった…もし蛍介くんが来なかったら…)
遊がの方を見るとは顔を赤くしていた。
遊「?顔赤いぞ、熱でもあんのか?」
「え!?い、いやないよ…」
遊「本当か?」
「うん」
翔「大丈夫か?」
「うん大丈夫だよ」
バ「…」
「そんなに睨まないでよバスコ」
バ「無理しすぎだ」
「うん…ごめん…」
バ「別に怒っているわけではない」
翔「心配なんだよな」
遊「、やっぱり夜は俺がバイトに行くよ」
「ばあちゃんああなったら誰が止めるの?私の力じゃ無理だし、ばあちゃん、私の言うことは聞いてくれないけど、お兄ちゃんの言うことは聞くから、お兄ちゃんがばあちゃんの面倒見ててくれた方がいいよ」
遊「うーん…」
翔「まあいろいろあんだろうけど、あんま無理はするなよ」
「うん…」
バ「もしまたばあさんがいなくなったりしたら俺たちにも連絡しろ。一緒に探してやる」
「分かった、ありがとう」
遊「助かるよ、じゃあ俺と先帰るわ」
バ「あぁ」
翔「おう、気をつけろよ。、お大事にな」
遊とは保健室を出ていった。
翔「あれじゃあ怒ってるって勘違いしちまうぞ?」
バ「…ホロリ」
翔「おい…あ、やべ、俺もバイトだ、俺たちも行こうぜ」
バ「うん…」
それから翔瑠はカフェのバイトへ、バスコはバーンナックルを引き連れ翔瑠のバイト先へと向かった。
イケメンの蛍介も、家に来ていた母を連れ翔瑠が働くカフェへと行った。
そこで母からお金を受け取る蛍介を見て、バスコは友達の母親から金を巻き上げていると思い、蛍介を殴ろうとしたが、蛍介に返り討ちにあってしまった。
次の日からバスコはしばらく学校へ来なかった。