第4章 バスコ
四宮がだんだんと顔を近づけてきた。
四「それは…」
「っ…」
四「それはのことが…」
ガラッ
その瞬間保健室のドアが開いた。
、四「「!?」」
2人はバッと離れた。
蛍「ちゃん!!」
入ってきたのは帰りのホームルームを終えた蛍介だった。
蛍介はベッドが置いてあるところとの境界であるカーテンをシャッと開けた。
蛍「あ、ど、どうも…ちゃん、大丈夫?」
蛍(四宮くんも、いたのか…)
「大丈夫だよ、少し疲れが溜まってたみたい」
蛍「ちゃんは働き過ぎだよ…」
「あはは…これからテストも近いから1週間くらいバイトのシフト入れないけど、ごめん、て友達の蛍介くんに伝えてもらっていい?」
そう、はもともとテストが近いからと休みを取っていたのだ。
蛍「分かった、あいつのことは気にしないで、ゆっくり休んで」
「うん、ありがと」
蛍「帰れるの?送ってく?」
「あ、それは…」
ガラッ
また誰かが入ってきた。
遊「俺が連れてくから大丈夫だ。イケメンくんはすっこんでな」
翔「、大丈夫か?」
バ「…」
遊とバスコと翔瑠だった。
蛍「あ!こんにちは!」
蛍介はバイトのノリで遊に挨拶をした。
遊「あ?」
「ん?お兄ちゃんのこと知ってるの?」
蛍(そうだ、あっちの体では何回も会ってるけどこっちの体では初めてだ…!なかなか慣れないな…)
蛍「あ、そ、それは…」
「あ、もしかして友達の蛍介くんから聞いてるのかな?」
蛍「あ、う、うん!そうなんだ!」
「こっちの蛍介くんはバイトの蛍介くんの友達なんだよ、お兄ちゃん」
遊「ほう…だが今日はもう帰んな、は俺に任せて」
蛍「は、はい…分かりました…じゃあちゃん、お大事に」
「ありがとう、蛍介くん、またね」
蛍介は保健室を出て行った。