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外見至上主義に抗いを

第4章 バスコ


「バ、バス…」

翔「あーそっかそっか、人違いだったんだな!」

「あ…」

がバスコの元へ行き呼びかけようとすると、それを遮るように翔瑠が蛍介とバスコの間にヒョイっと入って言った。

蛍「うん…ごめんね」

翔「いいって、そういうこともあるさ。どこのクラス?ファッション学科?」

蛍「うん…」

(そうだよ、私が止めなくても翔瑠がいるよね。ふぅ…良かった、私は戻ろ)

は瑞稀の所へと戻った。

翔「気にせず飯食えって」

蛍「うん!!」

そして去り際にバスコは森永に話しかけた。

バ「そこの弱い少年。そんなヤツに屈するんじゃねーぞ。もっと自分自身を信じろ」

森(な…何か大きな誤解が…それより弱い少年て…失礼すぎる…)

蛍(かっこいい…でも誰に屈するなって意味なんだろう…)

このように蛍介はバスコが言った意味を一つも理解していなかった。





ーそして放課後ー
蛍介の力を見た流星の取り巻きは蛍介を仲間にしようと目論み、蛍介に話しかけた。

蛍「え?集会?」

男子1「おう、新学期も始まったことだし今日集会する予定なんだけどよ」

男子2「お前も一緒にどうだ?」

男子3「友達の仲も深めねーとな」

蛍(しゅ…集会って!友達同士で集まる大切なイベント!あれほど望んでいた友達!どれだけ夢見たことか!友達と過ごす日常!孤独だった!あまりにも孤独すぎた!!君たち!本当はいいヤツだったんだね!)

男子1「今日7時に集合なんだけどよ」

男子2「来られるか?」

男子3「絶対来ないよな」

蛍「わ、分かった…2、3時間くらいなら…」

取り巻きの3人は手を挙げて喜んだ。
そしてそれを耳を大きくして聞いている女子が1人いた。

蛍(今日はちょうどコンビニのバイトも休みだし…一日くらいなら元の体を長く寝かせても大丈夫だよね…)


ガラッ


するとそこへ職員室から大量のプリントを受け取ったが入ってきた。

蛍「あ!ちゃん!」
蛍介はプリントをもつに駆け寄った。

「ん?」


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