第3章 転校生
その様子を見た女子達は
女子1「えー、蛍介くんあんな貧乏女が趣味なの?」
女子2「髪型も服も靴もいつも全部同じなのに」
女子3「ましてや顔もいつもスッピンだしねー」
美(チッ、うるさいわね、のことそんなふうに言わないでよ)
美玲はそう言う女子たちをキッと睨みつけた。
美「蛍介くん、が気になるの?」
蛍「え!?い、いやそんなことないよ!ただいつも仲良さそうだなぁと思って…ほ、ほら、あの、四宮くん?ていつもあんまり誰かと喋ってるの見ないから!!」
美「そうね、確かにとしか話してるの見たことないかも。というか何を言ってるのか分からないし」
蛍「そうなんだ…」
美「もいいけど、私も負けず劣らずいい子よ?蛍介♡」
蛍「あ、あはは…」
女子1「えー、蛍介くんあんな貧乏女が趣味なの?」
女子2「髪型も服も靴もいつも全部同じなのに」
女子3「ましてや顔もいつもスッピンだしねー」
そしてこの話が聞こえていたのは美玲だけではなかった。
「…」
四「…」
2人にも聞こえていたのだ。
が少し悲しそうな顔をして笑ったので、四宮は席を立って話していた女子達のところへ向かおうとしたが、立ち上がる前にに止められた。
「大丈夫、四宮くん」
四「でも…」
「本当に大丈夫、気にしないで。それに…それに本当のことだし…」
四宮は渋々席に着いた。
すると、グイッと近づきの顔を覗いた。
「な、なに…?」
四「スッピンでもかわいいよ」
「な…」
は顔を赤くして思い切り四宮から顔を逸らした。
それでも四宮は嬉しそうな顔をしながらの顔を覗こうとするので、こっち見ないで!とに怒られてしまったのだった。