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外見至上主義に抗いを

第3章 転校生


答えようとした途端にのお腹の虫がなった。

「あ…」

四「…」

は顔を恥ずかしさで真っ赤にすると四宮は走って教室を出て行った。
しばらくすると四宮は両手に山ほどパンを持ってきた。

「え…」

四「あげる」

「でも…」

四「食べてないんでしょ?食べて」

「ふふ、ありがとう…じゃあ…」
は机に置かれたたくさんのパンの中からメロンパンを選んだ。

「これにしようかな、ありがとう、四宮くん」

四「うん」

「お弁当持ってきたって瑞稀達には言ったんだけど本当は持ってきてなかったから、すごくお腹減ってたんだ。いただきます」

パクッ、もぐもぐ

四「おいしい?」

「うん、美味しい、ありがと」

四「…ニコッ」
四宮は柔らかい笑顔で、メロンパンを頬張るを見つめていた。
まだがメロンパンを食べている途中、蛍介とそれについていった女子たちがゾロゾロと戻ってきた。

女子1「食べてる姿もカッコよかった〜♡」
女子2「蛍介くん彼女はいるの〜?」

蛍「いないよ、あ…」

女子達「「「「きゃーーーー!」」」

美「うそ!?なら私なんてどう?蛍介♡」

いないって!ぜひ私が立候補したい!など、さまざまな声が上がった。
しかしそんな言葉蛍介の耳には届いていなかった。

蛍(ちゃん、金髪の人とご飯食べてる…しかもなんか、すごく楽しそう…金髪の人もすごい優しい目でちゃんを見てる…)

蛍「ねぇ」
蛍介は1番近くにいた美玲に話しかけた。

美「なに!?」

蛍「ちゃんとあの金髪の男の子って付き合ってるの?」

美「金髪?あー、四宮のこと?付き合ってないわよ」

蛍「そうなんだ…」
蛍(ホッ…って、何がホッなんだ!別にちゃんが誰と付き合ってようといいじゃないか!でもあの男の子、優しそうだな、四宮って言うんだ)
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