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外見至上主義に抗いを

第3章 転校生


美「ちょっとなんか、蛍介くんと仲良くなってない!?」

が四宮に話そうとすると美玲が割って入ってきた。

「あ、おはよう、美玲」

美「おはよう、じゃなくて!蛍介くん、私の名前は呼んでくれなかった!」

「えー?たまたまじゃない?あれだけそばにいて美玲の名前覚えないはずないと思うけどなぁ、可愛いし」

美「そうかなぁ、たまたまかなぁ」

「うん、たまたまだよ、次話した時はきっと呼んでくれるって」

美「そうだよね、きっとそうよ」

「うん、ほらそろそろホームルーム始まるよ」

美玲は自分の席に戻っていった。

蛍(ちゃん、あの金髪の子と仲良いのかな…いや、それより美玲ちゃんの名前呼ばないと…そういうことにも気をつけないとちゃんが困っちゃうのか…)




ー数学の時間ー

先「よーし、じゃあこのページの問題解いてみろー」

先生がそういうと文句を垂れる学生が多い中、と四宮は顔を合わせた。

「いつものやる?」

四宮はコクコクと頷いた。

「よし、じゃあよーい…スタート!」





「よし、終わった!」

四「…」

「私の勝ち」

四「正解が多い方が勝ち」

「えー?じゃあいいよ、丸つけしてみよ」

そう、と四宮は成績優秀者、常に2人がワンツートップである。
そんな2人は数学の問題が出されるといつもイチゴ牛乳を賭けた勝負をしているのだ。

「どうだった?」

四「全問正解」
四宮はに丸しかついていないノートを見せた。

「ふふーん、残念、私も全問正解、やったね」
は四宮に笑いながらピースした。
四宮はそれを見て優しい微笑みを浮かべていた。


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