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外見至上主義に抗いを

第3章 転校生


「もちろん」

蛍「ほんと…?本当にいいの…?」

「うん、逆に迷惑じゃないかな」

蛍「あぁ…あ、あいつは全然迷惑じゃないと思うよ!」
蛍(むしろ嬉しい…!!)

「お友達の蛍介くんがいいって言ってくれるなら、是非!」

蛍「わかった!伝えておくよ!」

「よろしくね、じゃあ今度こそ、また明日ね」

蛍「うん、また明日」

今度こそは家へと帰って行った。

(蛍介くん、イケメンだからいちいち女の子の名前とか顔とか覚えてない感じの人なのかなと思ってたけど、すごくいい人なんだな。蛍介くんの友達ってことは、あの小さい蛍介くんもいい人なんだろうなぁ)

そんなことを思いながらは家に着いた。
一方蛍介は

蛍(あっちの僕にもこっちの体の僕と同じように優しくしてくれる…!!本当に天使だ…それに…また一緒に帰る約束までしてしまった!今日はなんていい日なんだ!明日も学校行くの楽しみだな)

軽い足取りで走って家に向かったのだった。











ー翌日ー

ガラッ

女子1「きゃー!今日もイケメーン!」
女子2「おはよう!蛍介くん!」
女子3「蛍介くーん、迷わないでちゃんと来れたー?」

蛍介が教室に入った途端女子たちは色めきだし、蛍介のそばに寄ってきた。

蛍「おはよう…」
蛍(まだちゃんは来てない…か…)

美「おはよう、蛍介くん」
美玲は、んふっ、と自慢の巨乳を揺らしながら蛍介の腕を組んだ。

蛍「お、おはよう…」
蛍介は顔を赤くしながら返す。
すると


ガラッ


瑞「おはよう、」

「あ、おはよう瑞稀」

蛍介が待っていた人物が現れた。

蛍「お、おはよう!ちゃん!」

「蛍介くん、おはよう」
はニコッと挨拶を返すとスタスタと自分の席についた。
蛍介はその様子をじっと見ていた。

女子1「えー?なんで蛍介くん、の名前だけ呼んでるの?」
女子2「可愛いからって気安く蛍介くんとしゃべってさー」
女子3「なんなの?まじありえないんだけど」

「おはよう、四宮くん」

四「おはよう」

「昨日の課題さ…」

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