第14章 SNS挑発事件
蛍「ちゃん!おはよう!」
「おはよう、蛍介くん」
教室に向かう途中でを見つけた蛍介は声を掛け、一緒に教室へ入った。
ガラッ
美「蛍介!!おはよ!!」
「おはよう美玲」
蛍「おはよう美玲ちゃん」
美「2人とも見た!?」
、蛍「「??」」
「見たって何を…」
美「見てないの!?ほら見てこれ!道也と坂木!」
2人が美玲に見せられたのは、坂木と道也が神野を挑発し、神野が2人を探して回っていると言う動画だった。
「あぁ…」
蛍「ううん…」
美「道也も学校来てないし、流星も来てないのよ」
「流星くんも?」
瑞「どうせただの遅刻よ」
「そうだといいね」
その日流星は骨折した腕をバットで殴られたと言って学校に遅れてきた。
そしてそれから数日、坂木と道也は学校へ来なかった。
しかし2人の抵抗も虚しく、神野は坂木と道也を捕まえたようだった。
それをバスコ、流星、蛍介が助けに行き、この事件はヤラセということで幕を閉じた。
蛍介は時間の流れを説明し、一躍有名人に。神野は素知らぬ顔で人気を取り戻した。そして坂木は再起不能になる程叩かれた。
同じ事件の当事者なのに、反応はあまりに極端だった。
しかし、道也は森永などのいじめてた相手に優しくなり、坂木はバスコを家に呼ぶほど仲良しになった。
実際に飼っていたのはゴールデンレトリバーの子犬だったようだ。
坂「どうしても君に見せたかったんだ」
バ「初めまして!あ、違った。ワンワン!」
翔(まさか本当に飼ってたとは…の言う通りだった…)
2人は改心したようだった。
そしてこの時は誰も気づいていなかった。
1番の被害者が他にいることに。