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【呪術廻戦】執愛

第2章 僕の可愛い小鳥の飼い方【五条悟】



(だめ、こんなの、私が望んでたのと、ちがう……!)

 今以上の快楽を与えられてしまったら自分は自分でいられなくなるという確信があったし、予想だにしていかった快感に抗えなくなり、堕落してしまうのが怖くて仕方がない。だから、こうして彼に縋り付いてしまったことを、今更になって後悔している。

 しかし、そんな気持ちに反して、指で犯されているだけでも強烈過ぎる快感に媚肉は淫らな蠕動を起こし始めていた。心と身体が乖離していて、自分の本来の望みが何なのかも分からなくなってくるし、振られたことなんて最早遠い昔のようにも感じる。

「ねえ、僕のがオマエのココに入ったらどうなっちゃうんだろうね?もっと気持ち良くなれると思わない?」
「ひ、あっ……?!」

 内側に潜っていない方の手で、悟は美代の下腹を優しく撫でた。きゅう、と腹に甘い疼きが湧き起こる。
 もしも、指じゃなくて、これよりももっと深くに悟の硬く反り返った大きな肉塊を挿れられてしまったら。内腿に当てられている太くも熱いその剛直で、浅いところも胎内の奥深くも貫かれてしまったら______。

「あ、いま、想像したでしょ?すごい、締めつけだったね?」
「あっ、あああっ、してな、ああ、やぁ……っ!もう……だめ、だめ……!また、いっちゃ、イっちゃうからぁ……!!」

 ぐちゅ、ぐちゅ、と水音を立てながら激しく出入りする指が、そこに何本あるのかなんてもう分からなかった。色んな場所で指が蠢いており、内側の腹の部分を押し上げるように愉悦を教え込まれたかと思えば、更には指を挿し込みながらも、手のひらは赤く膨らんだ蕾を擦り上げるように刺激され、外部からも内部からも同時に嬲られる。その瞬間、頭の中が真っ白になった。

「この______淫乱」
「いや、いく、イクぅ……っあぁぁっ、ぁ……っ!」

 酷い言葉を吐かれた後、全身を慄かせ、情けなく喉を晒して達してしまった。再び襲う絶頂の波によって、肉壁が何度もきゅうきゅうと収縮を繰り返す。悟の指が抜かれてしまうことを、名残惜しいと訴えるような動きだった。

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