第2章 僕の可愛い小鳥の飼い方【五条悟】
「だって、嫌だって言う割には、僕の顔も腕も汚すくらいぐちょぐちょにお濡らししちゃってるし」
「あっ、ああっ、ひどい……さとる、言わないで……っ、あぁっ!や、やだ、そこ、やぁ……っ!へん、へんになるから……そこ、やめてぇ……っ!」
「ねえ、本当に嫌なの?嫌じゃないだろ。処女なのか疑うくらい感じまくって、エロい声で鳴いてるんだもんね?」
腹の内側のざらざらとした肉襞の部分を、悟は中心に攻め上げる。忍ばせておいた指がその一点に狙いを定めるように、指の腹で押し上げられ、強い力で擦られた。
あまりに鮮烈な刺激に目が剥き、全身が震え始めて体が強張る。薄い唇からはだらしなく涎を垂らしてしまい、次第に呼吸が乱れ、途切れるような甘い声しか出せなくなってしまった。
やがて、足の先から言いようのない心地よさが、頭の先まで上り詰めようとしているのを感じる。この感覚には、覚えがあった。
「あああっ、あっ、やぁあっ、も、むりぃ……!また、きてる、きてるから……っ、やああぁ、あっ!」
「ほら、なんだかんだ言いながらも嬉しそうに僕の指を咥えてるんだから、嫌でも無理でもないの。オマエは欲しがってるんだよ。わかる?」
「ああっ、やだ、やだぁ……!こんな、の、ちが……っ!」
「違う?まだ足りないってこと?なら、もっと気持ちよくなれるように一緒に頑張れるよね?」
「ん、や、ああっ……!な、なに……いって……っ?!」
「うーん、そうだねえ。例えば、太くて硬いもので激しく突いて、子宮口に直接当てて、カリ首でオマエの好きなトコたくさん擦って……」
態とらしく卑猥な言葉を教え込むような悟の囁きは、今現在媚壁を犯している指ではなく、男根を収めるとどうなるかを示唆するようでもあった。快楽を与え続けられているせいで言葉を発するのもままならなくなり、何も言い返すことが出来ない。全てが悟の為すがままだった。