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【呪術廻戦】執愛

第2章 僕の可愛い小鳥の飼い方【五条悟】



 一人で勝手に踊り出す腰は、まるで自ら悟の舌を欲しがっているような淫靡な動きだった。強請るように、もっと奥まで欲しいというように。
 そうして悟に全ての性を啜られてゆく内に、なけなしの理性に縋ることもいつしかできなくなっていた。悟の唇が陰核をちゅうと甘く吸い上げ、口内に含まれて舌先で捏ね回されると、もう何も考えられなくなる。
 ただ、一番穢れた場所を誰よりも美しい悟に舐められているという事実に、なんて酷い悪夢なのだろうと思った。彼を汚しているのは自分自身なのだということに、酷く背徳感を覚える。しかし、ここでのそういった感情は、何もかも興奮材料にしかならなかった。

「すっご……いくら舐めても枯れそうにないよ。僕の顔まで汚して、そんなに気持ち良い?」
「あぁっ、あ、やだ、やだ、やめて、ほんとに、やっ……!」
「やめてって……何言ってんの?美代のほうから、僕の顔に押し付けてるくせに?」

 悟が話すたびに熱い吐息が降り掛かり、その高い鼻先が敏感な芽に擦られて目の前がチカチカと点滅する。強すぎる悦楽に頭が麻痺し、腹の奥深くからじわじわと何かが登り詰めるのを感じていた。僅かな刺激でも勝手に足先に力が入って、今にも力を抜いたら身体が宙に浮き、この身体が自分のものではなくなってしまうのではないかという夢を見ているような心地である。

「あぁっ、あっ、あ、やだ、ほんとに、おかし、なっちゃうぅ……っ!」
「ん……っ、やだ、じゃないでしょ?僕の舌に絡みついて、離してくれないのはお前の方だよ」

 乳房を弄られている時の非ではない鮮烈すぎる快感だった。息が勝手に乱れて、眼球が裏返ってしまうくらい強い刺激である。
 敏感な蕾は今やはち切れそうになるくらいに熟れており、悟はその一点を中心に責め立てた。じゅう、じゅる、と蜜を吸われながらも、官能の芽を舌で潰され、狭い隘路の内側を舌先で虐め抜かれ、頭の中が真っ白になる。

「あ、あ、あああっ!や、やだ、やぁっ、あ、あ、いっ、もう、むりぃ……!へんっ、なる……っ!」

 悟に陰核を甘噛みされ、ちゅうと吸われたその時、脚の先から頭の天にかけて電流が駆け巡り、びくびくっと快楽に耐え切れなかった全身が痙攣した。

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