第1章 堕ちた先は快楽地獄【両面宿儺 虎杖悠仁】
宿儺の乱暴な律動に揺さぶられながらも、宿儺に教え込まれた通りに喉の近くまで悠仁を咥え込み、小さな口腔を窄める。じゅう、じゅるぅ、と頭を激しく上下させながら口淫に夢中になっていると、背後から容赦のない乱暴な肉杭に突き上げられた。
張り出した雁首が容赦なく穿ち、ぐりぐりと擦り上げられるだけで、胎が蕩ける。その瞬間、何度目かも分からない絶頂の瞬間に美代の喘ぎは、次第に昂りに狂った獣のような鳴き声に変わった。
「ああっ、う、ああっ、ぁ、っ……!」
「く……、そんなに締め付けなくとも、いくらでもくれてやるぞ」
「や、ああっ、や、ああぁ……!も、とめ、いっ、て……イってる……っ!とめて、とめてぇ……っ!」
「ふん、戯言を言うな。上も下も犯されながら達してしまうような、とんだ助平な女のくせに。だが、それもこうして皮を剥いてみなければわからんものだ。なあ、小僧?」
「くそ……宿儺、てめ、や、やめさせろ……」
呂律もほとんど回らなくなった悠仁が宿儺に訴えれば、彼は下卑た笑みを浮かべて柳腰に爪を立てるように一層強く掴み上げる。
先ほど吐精したばかりとは思えぬようないきり勃った楔が、蕩けた熟れ襞を何度も喰らい尽くす。その度に永遠にも続いているように思える銀色の光の中で、意識を、生気を吸い取られてゆくような心地を覚える。
「ああ、やあっ、も、やらぁ……っ、ああっ……!」
際限もなく与えられる愉悦に、喘ぎ泣くことしか出来ない。そして、生身の雄杭が何度も最奥を貫いた時、頭に重たい重力がのしかかるのを覚え、やがて意識を闇の底へと手放した。
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