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【呪術廻戦】執愛

第1章 堕ちた先は快楽地獄【両面宿儺 虎杖悠仁】



「ん、ん……んぅ……っ!」
「は、随分と健気なことだ。生娘なりの努力は認めてやるが、これでは一向に終わりが見えん」
「んぐぅっ……?!」

 呆れ果てるように呟いた後、宿儺にぐっと後頭部ごと掴み上げられた。
 唐突なことに驚く隙も与えぬまま、後頭部を押し付けられた反動で、喉の奥深くまで容赦のない太魔羅が打ち付ける。

「ぐ、おぇッ……んぐ……っ!」

 口腔のみならず、咽頭まで押し寄せる異物感に、途端に嘔吐感を覚えた。
 しかし、胃からは酸だけしか送り出されず、何度も苦しさに嘔吐いては唾液と涙をぼろぼろに垂れ流すことしかできない。
 どれほどみっともなく泣き面を浮かべても、宿儺は無惨に頭を何度も揺さぶるだけだった。

「ん、う……っ!」

 涙目で苦しいと訴えるように目を向ければ、宿儺の顔に愉楽が浮かんだ。
 彼にとっては、それが興奮材料の一つでもあったのだろう。後頭部を押し付けるだけに止どまらず、やがて、ゆるゆると腰を進め、更に喉奥まで入り込まんとする。
 圧迫感が増して、呼吸が苦しい。息をすることだけに必死になると、自然と喉の奥は宿儺の魔羅をきゅっと締め付けた。

「だいぶ締まりがよくなってきたな。それを忘れるなよ」
「う、う、っ、ん!」

 口の中で蠢く肉の刀は、たちまち硬く肥大し、遂には先端の傘の部分しか含み切れないほどになる。
 宿儺はそこでようやく満足したのか、首根っこを掴むと再び冷たく赤い水の中へと乱暴に投げ倒した。

「きゃ、」

 小さく声を上げると同時に、宿儺が下腹の上に伸し掛かってくる。
 美代は男の身体の重みに驚いて、思わず身を捩った。それさえも逃さぬよう、宿儺は美代の細く白い両腕を押さえつけ拘束する。
 準備なんてされているはずのない、固く閉じた陰唇に硬いものが当てがわれた。挿れて、ただ、満足するまで腰を振りたくられるだけ。きっと、男はそれを望んでいる。何しろ、最初に少し身体に触れられただけで、もう何も触られていないのだ。
 それが、男女の愛のある行為ではないということを教えられているようで、ゾッとした。

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