第4章 *File.4*(R18)
「挿れるよ」
「えっ?まっ!やンッ」
これで何度目か分からないぐらい、雪乃は何度も果てた。勿論、オレも。
それでもまだ抱き足りなくて、彼女の身体をコロンと転がして突き出した綺麗なお臀を掴んでまた自身を挿れると、ビクッと華奢な背中がしなる。
「ンっ!」
背後から伸ばした指先で揺れ動く胸の先に触れれば、彼女のナカの締め付けが増した。
「っ!」
「それ、だめっ」
「じゃあ、こっちは?」
「ひゃ、ひ、ろっ」
二人が繋がってる場所にある膨らんだそれに触れると、ビクリと身体が震えて雪乃の声が更に高まる。
「……も、おかしっ、く、なるっ」
「いいよ。もっと、見せて」
もっともっと、乱れてみせて。
オレの前で。
オレだけに、見せて。
オンナとしての、キミの姿を。
「あぁ、んっ……あッ、ぁあああっ!」
「くっ!」
タイミングを合わせて同時に果てると、雪乃の身体がビクンと大きく跳ね、そのままパタンと全身の力が抜け落ちた。
「…はぁ、はぁ…っ、はぁ」
「ハア……ッ…ハァ、ハア…」
繋がったまま、背中を抱き締めて息を整える。
「も、ムリ」
「まだ」
「へっ?」
ギョッとした表情で、勢いよく振り返った。
「まだ足りない」
「ウソでしょっ?!」
「ん?ホント」
「い、いっつも、こんな、に?」
視線を外し、恥ずかし気に訊ねられる。
「まさか。雪乃が初めてだよ。雪乃は?」
これは本当。
オレ本人が一番驚いてる。
「こんなに……シタこと、ない」
「よかった」
「よくない!持たない!」
「まだまだ元気みたいだから、問題ないよね?」
「元気なんかない!もう寝たい!」
「寝かせないから大丈夫」
「全然大丈夫じゃない!ひゃうっ」
「可愛い」
「あ、んッ」
隙だらけの項に唇を寄せ、掌は柔らかな胸を包み込む。
「こんなにまで……」
「ふぇっ?」
「心も身体も満たされたのは、初めてだ」
「景光……ダメダメダメっ」
うるっと瞳が潤ったのは一瞬で、直ぐに首を左右に振る。
「何が?」
「一瞬、流されそうになった」
「流されてはくれなかったか。でも、オレの気持ちはまだ収まらない」
「何で!ンっ」