第4章 *File.4*(R18)
「なに?」
「出逢った時からとても可愛くて、最高にイイ女だよ」
「!」
スッと身体を動かして、雪乃の上へと跨る。
「オレだって、雪乃はゼロにも松田にも渡さないって、ずっと思ってふぁ?」
「恥ずかしいので、それ以上はいいデス」
両手でパフっと口を塞がれた。
「じゃあ、これから存分にオレの想いを伝えるから、覚悟して」
「ひ、景光?」
雪乃の表情が微妙に引き攣るのを見つめた後、唇を重ねて、再び繊細な白い肌に指を滑らせた。
「声を聞かせて」
「!」
声を抑えるために口許を覆う掌をやんわりと掴むと、指先を絡めて唇を重ねる。
「っ!」
空いてる指先を白い肌に滑らせれば、重なった唇の奥でくぐもった声と同時に、ピクリと身体が跳ねた。
身体の大きさの割に…まあ、スタイルがよくて。
胸の飾りに触れると一際身体が反応したから、そっと唇を離せば、
「…っ、やっ、ぁン…っふ…」
と、艶のある声が届いて、その破壊力にオレの全身がドクンと高鳴った。
「ごめん、先に謝っとく」
「んッ!」
開いた脚の十分に濡れた場所に触れると指を差し挿れ、指の本数を増やしながらそのまま一気に高みへと導く。
「ひ、景光っ!や、あっ、も、もうっ」
華奢な身体は次弟にガクガクと震え始め、甲高い声と共に指をきつく締め付けた後に果てた。
「っは、ハア、ハァ……えっ?!」
「くっ」
「やっ!」
激しい息遣いをしながらも力が入らない雪乃の脚を開くと、オレ自身を一気に沈め込んだ。
「…痛い」
「ごめん、もう抑えきれない」
もう一度謝罪しながら、怒っているような、困っているような表情の濡れた瞳に口づけを落とす。
「でも…」
「ん?」
「信じられないぐらい、幸せ」
「!」
「貴方に、景光にこうして触れられるなんて。景光に触れてもらえるなんて。夢みたい」
「……」
雪乃に出逢ってから、こんなにも綺麗な笑顔は一度も見たことがない。だからこそ、その言葉が彼女の本音なんだと知ることが出来る。
少し躊躇ったように伸びて来た掌は、オレの頬を優しく包み込んだ。
「私、変なこと言った?」
「その逆。オレも嬉しくて堪らない」
「よかった」