第12章 *File.12*(R18)
なのに、まさかあんなに愛されているなんて思いにもよらなかった。
耳元で囁かれる声には恥ずかしさも含まれていて、それがまた凄く可愛くて。
ますますオレの感情を煽った。
「明日の朝まで抱いてもいい?」
「ムリっ!絶対ムリっ、んっ!」
「出来るトコまで頑張るよ」
「頑張るトコが違うから!」
「遠慮しないで」
「一切合切、遠慮なんかしてません!」
じたばた暴れるから、乱れたシャツの裾から覗く太腿を撫で上げれば、ぎゅっと目を閉じてピタリと動きが止まった。
その隙をつくと左手で両手を握り締める。
「素直になろうか?」
「散々シタ後に言うセリフじゃない!」
「まだまだこれからだよ?」
「ひゃっ、んっ」
シャツのボタンを外しながらその肌に唇を寄せると、抗議の声が艶のある声と表情に変わった。
「もう待てないから、覚悟して」
「!」
「愛してるよ、雪乃」
「や、っん」
胸元に花を咲かせ、指先は雪乃のナカへと進める。
「身体はこんなに感じてくれてる」
そこは既に十分に潤っていて、抵抗なく挿った。
「…景光が、触るからっ」
「!」
まただ。
直球ど真ん中!
ドクンとオレ自身が波打つ。
「あ、んッ!」
今度はオレの方が耐えきれなくて、唇を重ねながら熱く狭いソコへと自身を一気に押し込んだ。
「本当に、キミには敵わないよ」
「ほえ?」
トロンとした瞳のその表情ですら、今のオレには刺激が強過ぎる。
「今から一緒にイこうか?オレか雪乃、どちらかが尽き果てるまで、何度でも」
「っ」
雪乃のナカがぎゅっと締まる。
了解を得たと解釈するよ?
ねえ、雪乃?