第2章 第一章
そこへ、異変に気づいた執事のバートルが急いで入ってきた。
バートル『お嬢!どうなされ……お嬢ーっ?!?!何をなさっているんですかーっ?!』
ミレィラ「こいつが、私のみかん踏み潰したの!!」
?「っ!くそっ…!」
バートルは訳が分からず、とりあえず辺りを見回してみると、割れた窓が目に入る。
そして、状況を一瞬で理解した。
こいつは侵入者で、旦那様達を殺しに来たのだと。
?「ちぃっ!!」
ミレィラ「きゃあっ!」
ミレィラを振り切り、少年が逃げようとする。
が、しかし、バートルは静かな声で言う。
バートル『逃がしはしない』
ビュッと少年の方にバートルが飛んでいき、思いっきり蹴る。
少年は吹っ飛び、気を失った。
バートル『無事ですか?お嬢』
ミレィラ「ん?うん。大丈夫」
バートル『それは良かったです。それでは、私はこいつを牢に入れておきますので』
ミレィラ「う、うん」