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みかん

第2章 第一章


ガロゥ「てか、ここからどーやって逃げるつもりなんだよ」


ガロゥの問に、ミレィラが視線を泳がせる。


ミレィラ「……考えてない」

ガロゥ「……はあっ!?お前、ふざけんなよっ!!」

ミレィラ「ふざけてなんかない……って、あ!そうだ!」


何かしら思い付いたミレィラは、懐をゴソゴソと探り始める。
不思議に思ったガロゥが、ジーッと見ていると
ミレィラがみかんを取り出した。

また、みかんかよ……と思っていたガロゥだったが、次の一言で予想は多いに外れた。


ミレィラ「こんな時は~みかん型爆弾~!!」

ガロゥ「ドラ○もんか!」

ミレィラ「そぁれ!!」

ガロゥ「変な掛け声だな、って投げた~!?」


ドーン!!
と豪快な音をたて、地下牢の壁が破壊される。
地下牢なのに壁が壊れるのは可笑しい、とかツッコミはなしで。

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