AIは小説作家を越えられるか?激裏Ver.【R-18短編集】
第1章 無垢なる天使に制裁を【酒呑ハルヤ】
「一体こいつは何をしやがった...?」
先程の衝撃がまだ抜けないながらも疑問を持ちつつも天使の方を見続ける。
すると天使がようやく口を開いたかと思うとこんなことを言ってきた。
「っ……なんの事...?私は何もしていないわ.……」
「…ならさっきのあれは、貴様の仕業ではないのか……?」
確かに、先程までの天使には意図的に行動をする余裕なんてなかったはずだった。
つまり、この女が意図して何かをしてきた訳ではなさそうだ。
ならば何故自分は絶頂を迎えるほどの快楽を感じずにはいられなかったのだろうか......?
「分からない......一体俺に何が起きたんだ......?」
疑問を感じつつも身体は正直だ。
まだ余韻に浸っているが少しずつ落ち着いてくると同時にまたあの強烈な快楽を味わいたいと身体が疼き始める。
「くっ......」
そして俺は耐えきれず腰を振り始めた。もはや理性を保つことなど不可能であった。
「ああっ!だめ...ぇ......!私まで気持ち良くなっ...て……!」
先程まではこの女を痛めつける事だけを考えながら動いていたが、今はただひたすら自身の欲求を満たすことしか考えられない程に夢中になっていた。
(あぁ......気持ちいい......)
「んっ......ぁん!」
気がつけばいつの間にか天使との行為を楽しんでしまっていた事に気がついた。だが今更止めることは出来ない。
もっとこいつと交わり続けたいという欲望だけが脳内を埋め尽くす。
「......ぁ............んんっ...!」
「あぐっ...うっ...!」
俺と天使の間には淫らな水音が響き渡り、互いに限界を超えようとしていた。
「はぁ...!ああ...ぁっ...」
「や...めろ…、そんな…に…締めつけ......るなぁ......あぅ...ぁぁ...!」
(くそっ...こいつのせいでもうまともに思考が働かない......!)
俺は既に正常ではなくなっていた。天使との性行為に夢中になりすぎて周りが見えなくなっているのだ。
「.........そろそろだな」