AIは小説作家を越えられるか?激裏Ver.【R-18短編集】
第1章 無垢なる天使に制裁を【酒呑ハルヤ】
「はぁっ...はぁっ.........」
長いこと出したため息切れしてしまっている俺に対し、天使の方はぐったりとしているが辛うじて意識を保っているようだった。
「......終わったぞ......」
そう告げてやると彼女の方から、少しずつではあるが息をし始め意識が覚醒し始めたように感じられた。
「おわった......?なら私を帰してくれるのよね?」
「............」
その言葉を聞いて少し考える。確かにもう行為は終わったので帰すことが出来るが、ここで返すのは些か勿体無い気がしたのだ。
だからここは一つ提案をしてみることにした。
「......そうだな。このまま返してもいいんだが、もう少し貴様で遊びたい。だからこれから毎日俺の家に来い。そうすればもっと色んなことを教えてやる...どうだ...?」
「............分かったわ。それで私が、生きて帰して貰えるのなら。……それに今日やったこと、怖かったし最初は辛かったけれど、なんだか気持ちよくも感じちゃったから......」
どうやら彼女は恐怖よりも快感の方が勝ってしまったようだ。まあ仕方ないだろう、初めての感覚だったのだしな。
そうして彼女は帰る支度を済ませると、そのまま飛び立って行ったのだった。
次の日もまた彼女がやってきて同じことをする。
結局彼女が妊娠することは無かったようだが、彼女の身体には快楽というものが刻み込まれたようで、終わった後はいつも幸せそうにお腹を撫でながら帰って行く。
そして俺も彼女との行為に夢中になりすぎてしまい、一週間でもご無沙汰だと身体が疼いて仕方なくなってしまうのであった。