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ストライカー達の支えに【ブルーロック】

第2章 仕事開始





『…こっちは自分を下に見てんのね…』
ボソッ

「え…?」


『いや!その、どっかの誰かさん思い浮かべちゃって…。へへ』


少し前の凪との会話を思い出してしまい、声に出てしまった。




『焦るのは潔だけじゃないよ。ここにいる選手全員ってわけじゃないけど、同じ焦りとか不安を抱えてる人はたくさんいると思う。



潔は自分を凄く下に見てるんだね。』


「そりゃ、ランキングも低いし。周りも凄い奴ばっかりだからこのままじゃ絶対脱落すると思うんだ。」



『確かにここにいる選手は凄い人ばっかりだけど…。



…ぷ…っふふ、ははっ。ちょ、ごめん無理だ。あはは。』


「え、ちょ、何で笑うんですか!
俺結構真面目に話してるつもりなんすけど…!」


『ふふ、ごめんなさい…っ。
だって潔、鬼ごっこの時は下剋上やってやる!みたいなめちゃくちゃ強気だったのに、今は真逆なんだもの。』


悩んでる潔を前に決して笑うつもりはなかったんだけど、どうしても鬼ごっこの時の潔が忘れられない。


「あの時は俺も何で吉良くんに向けて蹴ったのかわかんなくて…」


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