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セーラペルセウス(改訂版)

第10章 夏休み


パニックになってるわたしに衛さんが、秀麗ちゃんを産んでくれた人だよ。
と教えてくれたが、喫茶店にいた皆がえー?!と驚いた。
わたしも驚いたがどこか懐かしい感じがした。
「俺の名前は降谷零。何十年ぶりに抱きしめる事ができた……。」
彼はダウンロード抱きしめてた腕を外し、席に案内してくれて、コーヒーとアイスティーを作ってくれた。
そして彼も席に座り今までの事を語ってくれた。潜入捜査の事わたしを施設に預けた理由そして、わたしの両親が男だってことも。
「会えたのは嬉しいよ。手がかりが少なかったから、こんなにあっさり見つかって混乱してるのが本音。」
そういうとわたしは外へ飛び出した。
秀麗ちゃん!うさぎちゃんの呼び止める声が聞こえたけど、今のわたしは一人になりたかった。
トボトボ歩いてると「秀麗なのか?」と聞いてくる一人男性が目の前に立っていた。
直感でわたしの父親だと思ってコクンと頷いた。
「会いたかった……零君には会ったのか?」
「会ったよ……。でも逃げ出して来ちゃった……。」
そうだよな。混乱させてしまってすまない。とおでこにキスをした。
しかしわたしの心はなぜかモヤモヤしていて、自分では制御出来なかった。
その時だった。
とても大きな地響きと空に亜空間みたいな黒い渦が現れた。
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