• テキストサイズ

セーラペルセウス(改訂版)

第10章 夏休み


次の日。
しゃっきりしてるちびうさちゃんとまだまだ眠そうなうさぎちゃんを連れて、駅まで向かうわたし達三人。
「ねぇねぇ。家族に会ったらまずどんな話をしたい?」
ちびうさちゃんは無邪気に聞いてきた。
わたしも一晩中それを考えてしまい、今日はちょっと寝不足気味。
「それが……何を切り出したら分からなくて……」
わたしがそういうと、さっきまで眠たそうなうさぎちゃんが割って入ってきて、そんなのノリだよ。と明るく言ってくれたので、そうだよね。とわたしまで明るくなれた。
そんなこんなで楽しくおしゃべりしてたら、あっという間に駅に到着。
衛さんは、「うさこが時間内に来てる。」と驚いていたけど、ちびうさちゃんの話を聞いて納得してた。
予定よりも皆が早く到着したので、コンビニで軽食とジュースを買って駅のホームへと向かった。
皆は旅行気分でワイワイしてるけど、わたしの心境はかなり複雑。
(両親に拒絶されたらどうしよう。敵が現れたら……。)
とか色々考えてしまう。
/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp