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セーラペルセウス(改訂版)

第4章 いじめ


「僕達のせいで秀麗が辛い思いをしているのに何も出来なくてごめん。」夜天君の言葉にわたしは、ただ大丈夫と答えたが心は限界と訴えてるが、どうする事も出来ないくらい分かってる。
「秀麗ちゃん!!」
うさぎちゃんは息切れしながら屋上にきてくれた。それに続いて、亜美ちゃん・美奈子ちゃん・まことちゃんが現れ、わたしの為に色々知恵を絞って提案をしてくれた。それが嬉しくて自然と涙が零れる。
今なら大阪の友達と和葉ちゃんに伝えたい。心配いらないよ。とっても信頼出来る友達にわたしは会えたよって。
「そうだ!大気さんが校内放送で注意するのはどう?」
美奈子ちゃんの言葉に星夜君が賛同。
「お団子の時もあの親衛隊のやり方は酷かったしな。」
星夜君の言葉に一同はウンウンと頷く。
「明日の昼休み校内放送をしてみて、それでも改善しないのであれば考えましょ。」大気さんはわたしの頭を撫でながら言ってくれた。
わたしは凄く安心してありがとうと伝えると皆は笑顔でわたしを見つめて仲間なんだから当たり前でしょ!言ってその日は八人で帰った。
しかし闇の住人は刻一刻と迫って来ていた。
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