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テニプリ短編夢小説(四天宝寺中心、時々青学立海)

第18章 アラフォー主婦の異世界トリップ(執筆中)


「ここが……本当に私の家??」
白石「…ホンマに覚えとらんのか?」
「全然見覚えないわ……まぁ、兎に角入ってみましょうかね。」

私は鍵を使いドアを開けると手紙と通帳が置いてあった。手紙にはここは私が住んでた世界とは別の異世界ということ、元の世界で自分は事故で亡くなったという事、突然の死を気の毒に思った神が気紛れでもぅ1度人生をやり直させてあげようと思い異世界で今の姿に転生させてくれたという事だった。

「……………思い出したわ。……私、1番下の子を保育園に送って行く途中で車に跳ねられたのよ。」

手紙の続きを読むと子供は私が庇ったので無事である事が書かれていて安心した。そして一緒に置いてある通帳と挟んであるメモを見てみる。この世界には私の身内は存在しないので大学を卒業できるまでの学費と生活費として相当な額が入れてあるとのことだった。

白石「………三神さんの話ってホンマやったん?」
「だから最初に言ったじゃないの。てか……ハァ……この世界には旦那と子供だけじゃなくて親も兄弟も昔からの友達も居ないわけか……なんか一気に寂しくなってきたわ。」
白石「………三神さん?そんな気ぃ落とさんといて…と言っても無理やろうけど………ほら!三神さん、明日から四天宝寺中通うやろ??何かあったら俺もさっき一緒やった謙也もオサムちゃんも相談に乗るから……だから………」
「……クスッ…白石君は親切なんだね?……ありがとう。」
白石「いや…そんな……こういう時に気ぃ利ぃた事も言えんし…」
「そりゃそうだよ。いい歳こいた私だって白石君の立場になったら何て声かけていいかって悩むし。中学生なんだから当たり前だって。………とりあえず明日から学校行ってみるからさ?よろしくね??」
白石「…おん!こちらこそよろしくな!」

それから私は白石君を見送った後、部屋を物色した。

「あら〜!必要な物一式用意されてるわ!ちゃんとマイナンバーカードや保険証もある…………ハァ………。」

正直、今まで子供達が居て賑やかだったから…この静かな空間が辛いわ…。みんな大丈夫かな…。私が居なくて家事とかどうなるんだろう……。朝ちゃんと起きれるかな…パパ1人で子供ら全員成人するまで面倒見れるのかしら…。

「ゔっ……」

私は涙が出てきてしまいしばらく1人で泣き続けた。
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