第2章 小石川と美少女
校門にて…
小石川「涼子っ!待たせたな。」
「あっ!来た!」
小石川「ほな、行こうか?」
「うん!」
涼子と小石川は仲良く手を繋ぎながら校門を後にした。
謙也「あー!羨ましい!ケン坊と三神さん手ぇ繋いどるやんけ!」
白石「ケン坊デレデレやな…。まぁ三神さん相手やから当然やろうけど。」
2人の様子が気になって仕方ない謙也は白石を巻き込み尾行してみる事にしたのだ。
雑貨屋に入り涼子が会計に行き小石川が1人になると…
小石川「ん?白石に謙也…2人でコソコソと何しとんねん?」
呆気なく見つかってしまったのである。
謙也「あっ…ちょっとケン坊がどんなデートするんか気になってな…」
小石川「どんなって…別に普通やで?」
「けんずろうさん…どうすたんだ………あっ…」
白石「ん?けんずろうさん??」
「あっ…えっと……」
小石川「……とりあえず店出ようか?」
店を出て4人で近くの公園のベンチで話す。
「あの……改めまして三神涼子だ…です。オラ…でなくて!私、小石川君とお付き合いしてます。」
白石「えっと…俺は白石蔵ノ介や!よろしゅう。」
謙也「忍足謙也や!謙也って呼んでや!」
「よろす…よろしくお願いします。」
小石川「涼子……2人とも笑ったりせんから普通に話しや?」
白石「ん?普通に話すって……」
「んだ……実はオラ…とあるド田舎出身で……喋っ方変わっでるでな…笑われんがしんぺーであんま人前で喋れんがったんだよ。」
白石「あぁ…三神さんって可愛いのに大人しくてかなり控えめで有名やもんな。」
「かわえぇなんで!んな事ねーだよ!オラよりかわえぇ子いっぺー居るがや?」
謙也「いや、少なくとも校内で断トツやと思うで?」
「……お世辞でも嬉しいべや。」
小石川「お世辞やないで?涼子はかわえぇよ。」
「けんずろうさん……けんずろうさんだっで…かっこえぇがらオラには勿体ねぇだ…。一番かっこえぇだがや!あっ………」
堂々と小石川をカッコイイと言った為、涼子は少し恥ずかしくなり赤くなった。