第8章 白石蔵ノ介と男装女子
涼子side
「やっ…やっちまった!!」
俺は便所の個室で嘆いた。あっ…ちなみにうんこはしてねぇからな?あれは昔から都合悪くなると逃げる時に使う手口なんだ。………って!!ヤバいやん!!蔵ノ介もあの手口知っとるからマジでヤバい!絶対バレたやんけ!!
「あぁ…どうしよう……蔵ノ介に何て言い訳したらえぇんや!!」
実は女でしたとかなんか恥ずかしいやん?ガキとはいえ男として生きてたからアイツの前で上半身裸になって水遊びしてたり一緒に男便所入ったりしてたし………。はぁ……まぁ仕方ない。ここでこないな事してても下痢ピーか便秘やとしか思われへんやろし…とりあえず出て誤魔化し続けるしかないな!女らしくを心掛けてればバレへんはずや!
俺は更に女らしくする事を決心し教室へ戻った。
白石「おぉ!涼!うんこ出たんかいな?」
「おん!めちゃクソでかいの出た……だー!!やっちまった!!」
つい昔のクソ…じゃなくて癖が!!しかも近くに居た女子に白い目で見られた。
白石「……昼休みちょっと話そうか?」
「……え〜?白石きゅんったら大胆〜!涼子ちゃん2人きりとか恥ずかしい〜!」
どうや!俺的MAXで女っぽい奴や!!これならまさか涼やと思わへんやろ??
白石「ふっ…昼休みちょっと話そうな?」
あっ!こいつ鼻で笑いやがった!!バカにしやがって…。
「え〜?だから〜!涼子ちゃんは白石きゅんと2人とか恥ずか…」
白石「えぇから、昼休み一緒に来いや。」
「……はい。」
なんやねん…こいつからなんかスゲー圧を感じる!!