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テニプリ短編夢小説(四天宝寺中心、時々青学立海)

第8章 白石蔵ノ介と男装女子


白石side

俺には小学生の頃仲のいい友達がおった。三神涼っていう奴で小柄で女っぽい顔した奴やけどメッチャ活発で喧嘩が強かった。
小2の時に上級生に絡まれてるところを涼に助けられたのがきっかけで仲良くなってそれから小5までよく遊んだりしてたんやけど…ある日、涼は突然転校してしまったんや。俺に何も言わんで……かなりショックやったで。
けどな…今メッチャ驚いてんねん。涼にそっくりな女の子が転校して来たんやから。

白石「………俺、白石蔵ノ介や。よろしくな?」

ホンマ…涼そっくりや。でも…涼のはずないよな?涼は男やもんな。

「あぁ…よろしく………ん!?白石蔵ノ介!?」
白石「……せやけど?」

何を驚いとるんや?……まさか!!涼の親戚とか!?涼と同じ苗字やし……よし!休み時間になったら聞いてみよう!

そして休み時間になると女子が三神さんの周りに集まった。

女子A「三神さん!私、学級委員の山田愛子!よろしゅう!」
女子B「私は鈴木さおり!よかったら今日校内案内しよか?」

流石は四天宝寺や…みんなフレンドリーやな。

「ありがとう!助かるよ。」

三神さんは笑顔で答えた。……かわえぇやん。……よし!涼との関係も聞いてみたいし声かけてみよう!

白石「なぁ?三神さん?聞きたい事あるんやけど…」
「……あー!!悪りぃ!!ちょっと野暮用が……」
白石「えっ…」

俺が声をかけた三神さんは途端慌てて立ち上がった。

「うんこやうんこ!あんま突っ込むな………あっ…。」

女の子がうんことかデカい声で言うなや…。つーか、都合悪くなって逃げる時に涼がやってた事とおんなじ事しとるやんけ……絶対関係あるな。寧ろ本人やないのか?

「えっと……わたくしお便所行ってくるですわ…おほほほほ!!」

不自然な言い方をして三神さんは逃げて行った。
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