第7章 シスコン忍足謙也
謙也「あ!?お前のがガキやろ!?毛もまだ生えとらんくせに!!」
翔太「自分は毛ぇ生えとるのに中身が完全にガキやんけ。」
謙也「なんやてー!?」
母「コラー!!謙也!!煩いで!!」
謙也「あっ…」
オカンが風呂場の扉を開けて怒鳴った為、見事に全裸を見られてしまった。
謙也「恥ずかしい!!」
翔太「姉ちゃんの気持ちちょっとは分かったやろ?」
謙也「へ??」
翔太「昔は平気やったのに今はオカンにポコチン見られるの恥ずかしなったやん?それと一緒で姉ちゃんも謙也に体見られるんが恥ずかしなったんや。」
謙也「……なんとなく分かった気がするわ。」
翔太「きっと一緒に寝てくれるのも今のうちだけやで?」
謙也「せやな…」
そして夜…
「謙也お兄ちゃん?一緒に寝てもええ?」
謙也「ん…えぇよ。」
俺は部屋の電気を消していつも通り涼子をベッドに招き入れる。
謙也「なぁ…涼子?」
「ん?」
謙也「…いつまで兄ちゃんと一緒に寝るん?」
「……私と一緒嫌なん?」
謙也「そんなんやないけど…風呂一緒に入ってくれなくなったやん?いつかは…一緒に寝てくれなくなるんやろな思ってな…。」
「お兄ちゃん…もしかして寂しいの?」
謙也「………そりゃ寂しいわな。」
「……なんか妙に素直やね?いつもなら『寂しいわけないやんけ!』とか言いそうやのに。」
謙也「まぁ…部屋暗くて顔見えへんからな。いつもより本音言いやすいだけやねん。」
「ふ〜ん………あのね……実はね…」
謙也「…ん?」