第7章 シスコン忍足謙也
学校にて…
謙也「なぁ?白石??」
白石「ん?なんや??」
謙也「お前…妹と風呂入ったりする?」
白石「……は?入るわけないやん?妹もぅ小6やで??一緒に入ったんなんてせいぜい低学年までやったけど?」
謙也「………え?ホンマ?」
白石「ホンマやけど…まさか謙也…まだ涼子ちゃんと風呂入っとるん?」
謙也「………いや、昨日から入ってくれなくなった。」
白石「……まぁ…当たり前っちゃ当たり前やろな。」
謙也「一昨日まで普通に入ってたんやで?今更恥ずかしいとか意味不明っちゅー話や。」
白石「……そういう年頃やねん。謙也にももぅすぐ分かるんやないか?」
謙也「………。」
それから俺は一日授業に集中できず先生に怒られたりと散々であった。
夜、自宅にて…
謙也「…涼子?風呂どないする?」
「…1人で入るから大丈夫。」
謙也「……そうかいな。」
やっぱり拒否られた!……しゃーない。翔太と一緒に入ろう。
謙也「翔太?たまには偉大な兄と一緒に風呂入らん?」
翔太「は?何が偉大やねん!つーか、謙也…中2になって風呂1人で入れんの?」
謙也「べっ…別に入れんわけやないで!?たまには弟と入ってやろう思っただけやっちゅー話や!」
翔太「ふ〜ん…まぁそういう事にしといたるわ。」
なっ…なんつー生意気な奴なんや……。まぁええわ…とりあえずぼっち風呂は回避できたし。涼子の事で聞きたい事あったしな。
謙也「…なぁ翔太?」
翔太「あ?」
謙也「昨日から涼子が俺と風呂入るん嫌がるんやけど…なんでか分かるか?」
翔太「は?恥ずかしいからに決まっとるやんけ?」
謙也「何が恥ずかしいんや?生まれた時から何回も裸見とるんやから今更恥ずかしいとか意味不明やがな!?」
翔太「ふっ…謙也はお子ちゃまやな。」
謙也「なっ!?まだ小学生のお前に言われたないわ!」
翔太「だってそうやん。いいか?小学校高学年頃から体に変化あるやろ?」
謙也「おっ…おん?」
翔太「姉ちゃん今中1やん?もぅそういう時期なんやで?」
謙也「ん??」
翔太「分からん奴やな……姉ちゃんの体大人になってきたやろ?」
謙也「……そうか?」
翔太「はぁ…謙也はまだまだガキやね。」