第4章 変人マネージャーと四天宝寺テニス部(ラブレター)
テニス部部室にて…
「ちょっとー!!あんた達助けてー!!」
白石「何やねん…いつもの事やけど喧しいで?」
「そんな事言ってる場合じゃないのよ!!匿って!!」
財前「なんや…ブ男から告られたんかいな?」
「男だったらまだよかったわ…」
山田「三神先輩!!」
「げっ!?」
謙也「ん?誰やねん?この子??」
「裏門に私を呼び出した子よ!!」
小春「あら?男の子に呼び出されたんやないん??」
「女だったの!!」
一氏「……レズかいな!?」
山田「そんな言い方しないでください!三神先輩……なんで逃げるんですか?私は純粋に三神先輩と付き合いたいだけやのに………いずれはあんな事やこんな事するかもしれへんけど…」
「全然っ!純粋じゃないし!!ちょっと、蔵!助けてよ!!」
白石「……ったく、手のかかる従兄妹やな。………えっと、君は…確か2年生の山田さんやったよな?世の中には良い男が仰山居るんやで?例えば俺……ぐはっ!!」
山田「ぎゃー!!男嫌ー!!ムサい!毛もじゃ!!」
白石が脱いで良い男アピールをしようとすると山田は叫び声を上げながら白石に向かって椅子を投げつけた。
小春「きゃー!蔵りん!!」
謙也「白石っ!しっかりせぇ!!…なんて事すんや!?」
「そうよ!蔵はどっちかってと体毛薄い方なんだからね!」
一氏「んな事どうでもえぇねん!」
山田「だって…男なんて臭いしムサいし!!女の子じゃないと嫌よー!!」
白石「そらあかんで!?」
椅子を投げつけられて気絶していたはずの白石が突然復活した。
山田「・・・さっきの変態!?」
白石「変態とは何やねん!?」
財前「いや変態やん。すぐ脱ぐし。」
「で、変態蔵ノ介君?突然復活したけどどうしたの??」
白石「いや、その子が女の子じゃないと嫌って言うから黙ってられなくなってな・・・。世の中にはこんなにも良え男が居るんに。」
一氏「良え男ってもしかして自分の事かいな?」
白石「ん?だって俺って良え男やん?」
謙也「・・・そうかもしれんけど自分で言われるとなんや腹立つな。」