第4章 変人マネージャーと四天宝寺テニス部(ラブレター)
小春「でも蔵りんの言う事も一理あるわよね?こんな良え男が居るのに女の子しか眼中にないなんて勿体無いで?」
白石「っちゅーわけでや、涼子と付き合う前に俺と付き合ってみようや?」
山田「絶対嫌!!」
財前「ぷふっ!即答されとる。」
白石「…嫌よ嫌よも好きのうちいうやんけ!さぁこっち来いや!」
白石は強引に山田の手を取った。
謙也「なんか白石がヤバい男みたいやんな?」
財前「みたいやなくて完全にヤバいやんけ。」
一氏「つーかキャラ壊れ過ぎやろ。」
「まさか自分が女に拒否されるなんて夢にも思ってなかったから必死なんだろうね〜。」
涼子達が話していると白石は山田を抱きしめる事に成功していた。
山田「きゃー!!」
白石「もぅ離さへんでー!!」
リアルな世界でやったら完全に犯罪である。
白石「大人しゅうせぇ………ん!?なっ…これは!?」
謙也「どないしたんや?白石?」
白石「…あかん!この子女の子やない!!」
小春「え?どう見ても女の子やないの?」
白石「いや…さっきさり気なく下半身触ったらアレが付いとったんや。」
一氏「うわっ…さり気なく股間とか最低やな。」
「えっ!?チ◯コ付いてんの!?」
白石「おまっ!?俺がせっかくアレって言って暈したんに!」
財前「…あっ!お前、山田かいな!?」
一氏「最初から山田言っとるやんけ。」
財前「いや、コイツ山田花代やなくて山田次郎の方やねん!」
「山田次郎?太郎じゃなくて?」
財前「なぜか長男なのに次郎やねん。ちなみに花代は双子の姉。」
山田「…バレてしまっては仕方ない!そう!僕は本当は山田次郎!」
「なんで女装して私に告ったわけ!?」
山田「だって…そのままの姿だと恥ずかしくて…。」
謙也「女装した方が恥ずかしいと思うんやけど…。」
山田「だって女装して花ちゃんになれば振られても花ちゃんの黒歴史になるだけで僕は無傷じゃないですか?」
一氏「なんや…コイツも最低やんけ。」