第4章 変人マネージャーと四天宝寺テニス部(ラブレター)
『三神涼子さん、入学した時からあなたの事が気になってました。この気持ちを直接お伝えしたいので夕方4時半頃裏門まで来てください。お待ちしてます。』
白石「………たぶん冷やかしやな。」
謙也「せなや。行っても誰も居ないパターンやで?」
財前「いや誰かしか居るんとちゃいます?…蟻とか蝿とか?」
「は!?あんたら失礼じゃないの!?」
小春「せやで!みんな意地悪な事言い過ぎや!」
一氏「小春はホンマに優しいなぁ〜!」
「小春ちゃん……」
小春「男なんてな、星の数程居るんやで?1人や2人ゲテ物好きが居てもおかしくないやんか!」
「おいコラ!お前が一番失礼だろうが!!」
一氏「小春にお前とは何やねん!!」
「煩い!ウジ虫!!」
一氏「誰がウジ虫やねん!!俺は、ひ・と・う・じ!!」
白石「で?もぅ時間になるけど裏門行くんかいな?」
「行く!………ふふふふふ!私もこれで彼氏持ちよ〜!!」
こうして涼子はハイテンションで裏門へ向かった。
謙也「…行ってもうた。」
財前「彼氏ができるって喜んどりましたけど…超ブ男やったらどないするんやろ?」
白石「あいつ面食いや言っとったもんな?」
小春「心もイケメンやないとダメやで?」
一氏「贅沢な奴やな…。」