第4章 変人マネージャーと四天宝寺テニス部(ラブレター)
三神涼子は四天宝寺テニス部のマネージャーである。
「みんなー!!大変よ!!」
放課後、部活の時間になると涼子は騒ぎながら部室の扉を開いた。
謙也「いやいや!自分の頭のが大変やで!?」
涼子の髪には信じられないくらいの寝癖が付いていたのである。
白石「涼子…自分、午後の授業から居らへんかったけど何やっとったん?」
「え?昼寝に決まってるでしょ?」
財前「…ちなみにどこで寝とったんですか?」
「え?清掃用具入れに決まってるじゃない?」
一氏「何が決まっとんねん!普通はンなとこで寝るやつ居らへんがな!!」
小春「ユウくん?涼子ちゃんは普通やないから仕方ないんやないの?」
一氏「それもそうやな!」
「お前ら!私を変人扱いすんな!」
財前「立派な変人やと思いますわ。」
謙也「ところで頭以外何が大変なんや?」
「そう!大変なの!頭なんか構ってる場合じゃないのよ!」
白石「いや…女なんやからちょっとは構えや。」
「まぁまぁ、とりあえず頭の事は置いといて!これを見なさい!!」
涼子は胸元に手を突っ込み手紙を取り出した。
謙也「どっから出しとんねん!?」
「へ?おっぱいの谷間だけど〜?」
謙也「なっ…おっ…おっ!?」
白石「謙也…涼子のセクハラくらいいい加減慣れとき。」
財前「…ホンマヘタレっすわ。」
小春「で?その手紙は何なん?…もしかしてラブレター!?」
「その通り!」
小春「いや〜ん!涼子ちゃんったらモテモテ〜!」
一氏「あ?果たし状の間違いやないん?」
「ふっ…中を見て見なさい?果たし状なんかじゃないんだから!」
とりあえずみんなで中を読んでみた。