第21章 バカップル(白石蔵ノ介)

次の日、部室にて…

謙也「なぁ……自分ら何があったん？」
白石「…別に何もあらへんで？」
謙也「いやいや！嘘やん！2人とも今日一回も口聞いてへんやん！？」
「……気のせいだよ？」
謙也「気のせいちゃうがな！この険悪なムードなんとかせぇや！」
白石「……涼子ちゃんが分からずややからいけないんや…」
「は！？分からずやなのは蔵ちゃんじゃん！」
白石「いや！涼子ちゃんや！！」
「何よ！蔵ちゃんのバカ！」
白石「せやから関西人はバカやのうてアホや言っとるやん！！」
「だから〜！私は元々関東人だから関西人じゃないってば！」
謙也「まぁまぁ！ちょっと落ち着きや！一体何があったんか話してみ？」
白石「………昨日部活休みやったからいつも通り涼子ちゃんとお家デートしたんやけど…」

〜回想〜↓

俺らは部屋でイチャイチャしながら楽しくお喋りしとった。

白石「涼子ちゃ〜ん！」
「なぁに？蔵ちゃん？」
白石「ん〜！大好きやで〜！」
「私も蔵ちゃん大好きぃ〜！」
白石「俺のがもっと大好きやで〜？」
「私のがもっともっと大好きだも〜ん！」
白石「いやいや、俺の方が大好きやで？」
「え〜？私のが凄〜く大好きだもん！」
白石「俺のがそれ以上に大好きやって！」
「私の方が大好きだもん！」
白石「いや！俺のが大好き言っとるやんけ！」
「私のが大好きって言ってるでしょ！！」
白石「俺のが大好きやって！なんで分かってくれへんの！？」
「分からないのは蔵ちゃんでしょ！？」
白石「涼子ちゃんがそんな分からずやとは思わんかったで！！」
「何よっ！それはこっちのセリフだし！蔵ちゃんのバカ！」
白石「なっ！？関西人はバカ言ったらあかんで！？アホやアホ！」
「私元々関東人だから知らなも〜ん！！帰るっ！！」
白石「は！？何も帰らんでも……」
「帰るのー！お邪魔しました！！」
白石「えっ！？ちょっ…待っ…」

〜回想終了〜