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【IQ2】水を被るとフォーゼになっちゃうふざけた体質な月島

第1章 4月



赤ちゃんを抱くような横抱きにし、ミルクを哺乳瓶に入れて見せると、ムンちゃんは激しく抵抗してきた

「どうしたの?ミルク嫌い?
おかしいなー、テレビではミルクを哺乳瓶に入れて動物にあげてたのに」

「ムンムン!」

「え、何で哺乳瓶があるのかって?
これは友達の赤ちゃんが来るときに使うかなって買っといたけど使わなかった奴でちゅよ~

新品だから問題ありまちぇん~」

「ムンムンムン!」


右前足を激しく振っているが何を言いたいのか伝わらない
人間用の乳首では飲みにくい、と言うことだろうか

しかし飲ませてみないとわからないので、するりと間を抜けて乳首を加えさせてやった


「!?」

「はい、沢山飲んでね~」

「…………………くぴ、くぴ」


暫く考えていたが観念したようにミルクを飲み始めた


「可愛さの暴力やでぇ~!」


あまりの可愛さに見つめていると、すぐに飲み干してしまった
また哺乳瓶であげよう


「はぁ……可愛かった
さぁ、お風呂入ろっか!」

「ムン……」


虚無の目をしたムンちゃんを連れて脱衣場へいく
お湯張りのボタンを押してお湯を溜め始める


「ム…!?」

「私も朝風呂したいけど時間無いし、一緒に入ろっか!」

「ムンー!」


パジャマと下着を脱いでいくと、ムンちゃんは脱衣場からに逃げた
全裸で追いかける


「こら待て!」


家中おいかけっこをして、ようやく捕まえる


「お湯怖くないから!大丈夫!
気持ちいいよ!」

「ムンムンムン!」

「こら暴れない!」


腕のなかでジタバタと暴れるムンちゃんを強く抱き締め、湯船に一緒に入る









瞬間、湯船から大きな水柱が立った






「ムンちゃ……!?」


なんということでしょう
目の前には、あの月島営業部長がいたのです、全裸で


「月島さん………?」

「すまん…………」
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