【IQ2】水を被るとフォーゼになっちゃうふざけた体質な月島
第3章 6月
ヒロイン家
鯉登がまた遊びに来ており、二人で最近流行りのマリリンカート、略してマリカーのプレイをしていた
犬島はソファの上で寝ている
「、今度おいん家に来んか?」
「音の家?何で?」
「…………」
「ねえ、何で?」
「マリカー……」
「え?」
「マリカーを、おいん家の大きなテレビでしたくはないか?」
「えっ!したい!
杉元達も呼ぼうよ!」
「いや杉元は呼ばん」
「何で?」
「……、あいつらを呼んだら、家を必要以上に散らかされるからだ」
「あー確かに
シライシとかな」
「そうだ、だからわい(貴方)しか呼ばんぞ
晩飯も食っていけ」
「えーでも私だけ申し訳ないな
良いの?」
「良い、いつも晩飯食わして貰っちょるから、礼みたいなもんじゃ
後…かかどんがわいに会いたがっちょるしな」
「お母さんが?何で?」
「いや……」
「えっ、何で?
そんな変な話してる?」
「……、まあそんなところだ」
「ちょっ、お前何言ってるの!?
会社では常識的な方だろ!?私」
「そんなこともないわ!」
「はぁー??
良いわ、絶対行くわ
行ってお母様の中の私の株を上げまくってやるわ!」
「おー、出来るもんならやってみぃ!」
二人は言い合いになり、マリカーどころではなくなってしまった
隣で聞いていた犬島が、ふと疑問に思う
「(鯉登少尉のお母様が会ってみたい…?
どこかで聞いた話だな)」