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【IQ2】水を被るとフォーゼになっちゃうふざけた体質な月島

第2章 5月



白「ワニぃ!?」

「おぉーっとワニがムンちゃんに襲いかかります!」

「ムン…!(これ、ドッグレースのレベルを超えているだろう!)」


襲いかかるワニから犬島は逃げるが、ワニの体調は1メートル程あった
その小さい体では太刀打ち出来ず、とうとう咥えられてしまった

観客から悲鳴が上がる


「ムン(しまった!)」


勿論役立たずの白石は助けに来ず、そのまま温水プールへと引きずり込まれてしまった

水中で犬の体から元の月島の体に戻る
幸いアスレチックの陰に居たので、周りからは状況は見えていなかった


「(まずい)」


ワニは月島を口に挟んだまま、泳ぎを止めようとしなかった
このままプールの外に出られるのも食べられるのもまずいと思い、月島は伸びた腕で思い切りワニの頭を殴る


「(このっ!)」


ワニが怯んだ隙に口から抜け出した

一方水上では観客がパニックになっていた


「ムンちゃん、ワニに引きずり込まれてしまいました!
プールに落ちましたので、レースは失格となります!」

杉「言ってる場合か!」

ア「ワニか…食べたこと無いな」

杉「アシリパさんも言うとる場合か!!

ヤバいぞ、助けに行こう!」


優しい杉元はに助けに行こうと叫ぶが、返事はない
疑問に思い振り返ると、の姿はなかった


杉「あれ?」


一方水中では、全裸の月島がワニの口を締め上げていた
そのまま眉間に何発か入れる

ワニは太刀打ち出来ないと悟り、たちまち逃げていった
ワニに勝つとは、流石月島さんである


「(とりあえず喰われる危険は無くなったが、依然としてヤバいとこに変わりは無いな)」


そうである、彼は全裸だった

一方、水上


「おぉーっと、ワニだけ浮いてきました!
しかしムンちゃんの姿はありません!
食べられてもいないようですが、溺れているのでしょうか!?」

白「まずいまずい、俺がちゃんに殺される~!」


白石がその場で地団駄を踏んでいると、杉元が助けに行こうとパンツ一枚になっていた


杉「今行くぞ、死ぬなよムンちゃん!」

ア「じー」

杉「見ないで!アシリパさん!」

「ちょっと待ったあぁーーー!!!」

「「「!?」」」


怒号に全員が振り返る

そこには消防車のホースを持ったがいた
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