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忍たまの世界に転生したら…戦災孤児なんですが…(恐怖)

第5章 お店。そして忍たま達の想い


「……さて、もういいかな。」庄左ヱ門は立ち上がる。
「ちょっと待って!もう少し見よう?」団蔵が止めると、庄左ヱ門は何事もなかったかのようにまた座る。
「突撃するんじゃなくて…兵太夫の方よ…あいつ随分ミヤのことを心配してたからもしかして…て!」
「…庄左ヱ門ってコイバナ好きだよね!」
喜三太はあははと笑い少し怒っていた。ミヤのことに関係することをよくもまぁ気安く…と
庄左ヱ門も苦笑しながら言う。すると、兵太夫の明るい声が聞こえてきた。
「あのー!追加で…お持ちかえりのお団子を…えーと、5人分!」「えぇ!?団子5つ!?」
「はい!お願いしますね!」
「……まあいいけど……。」店員さんはしぶしぶ了承してくれた。
「……あれ、庄左ヱ門行かないの?」喜三太が聞く。
「……行かない、まぁ団子は兵太夫に頼んだし!下降りますか。」「え~……あ、喜三太、金吾と虎若は何故?」乱太郎はそう聞く。
「ああ、団子屋の近くにいたから呼んでおいたよ。」
「さすが~!」と感心していると……兵太夫が団子を持って出てきた。
「あ、乱太郎、庄左ヱ門!ほら、団子買ってきたよ!食べなよ。」
「え、ありがとう……?」乱太郎が戸惑っていると、庄左ヱ門は笑顔で言った。
「よし!はいこれお金な。」
「よっしゃっ!」
「兵太夫...あとで言いたいことが。」
「え?なんのことだい?」兵太夫は首を傾げている。団子を食べながら4人は話す。
「にしてもさっきの兵太夫の演技凄かったね~!」
「確かに……。」
「僕より上手だったかもなぁ……。」
「ま、まぁ演技だからさ、で、庄左ヱ門、何なんだよ?」金吾が身を乗り出す。
「ん?何なに?なんかあるの?」
「実はさ、さっき団子屋の近くできり丸達を見たんだ。」
「へぇ~……。」一同焦る。
「それでさ、2人とも様子がおかしかったからさ……。」
「もしかしたら何かあったんじゃないかと思ってさ。」
「だからきり丸達の会話聞いてみようかなって思って。」
「そっか……じゃあ僕達はこれで。」
庄左ヱ門はみんなを引っ張ると忍術学園へと帰らせた。
~兵太夫視点~
…最近ミヤのことしか考えられない。
あの日からカラクリに身が入らないのである。団蔵はほっと落ち着いていたが。
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