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あの人と結ばれたいな...

第2章 おねいさんは何者?


次の日もおねいさんのところ友達と一緒
に行った
おねいさんは優しく対応してくれて色んなことを話してくれた。
「おねいさんはなんでゲルドの淑女の服なの?」
「これは………好きだからよ」
「やっぱり綺麗な人が選ぶ服は違うねw」
「そうなんだ!!寒くないの?」
「おねいさんは強いから寒くないのよ」
「おねいさんすごい!可愛いのにさらに強いっておねいさんは最強だね」
「………ふふ そうだと良かったわ」
まただおねいさんは悲しい顔をする
やっぱりおねいさんは過去のことを聞くと悲しい顔をする
まだ過去についてそんなに聞いてないけどきっとなにか辛い過去があったんだと思うと胸のところがモヤっとした感覚になった
「そういやー!!」
いきなり大きな声を出す友達に私は不機嫌な顔をして言う
「うるさいな 何?」
「崖の上にある古代研究所?かなんかのババアが小さい子供引き取ったってお母さんが言ってたぜ」
「崖の上のババア…?」
「おねいさん知らないの?」
おねいさんは首を横に振った
「行ってみる?もしかしたら気に入られるかもよ?」
「気に入られる?」
「そう気に入られる! 気に入られたら変なネジとかバネみたいなの貰えるんだよ!!使い方わかんないけど」
「連れて行ってくれる?」
「いいよ!連れていくよ!」
「ありがとう」
おねいさんがこんなに喜んでくれるなんて思わなかった
「俺が教えたのに俺には何もなしかよ!」
「お前はいいのー」
「なんでだよー」
おねいさんの手を引きながら走るいつもの道
いつもの道のはずなのに煌めいて見えて
怖い顔して染色屋の前でたってるおばさんも
宿屋の近くで宿屋のおねいさんを狙ってるやつも
なんだかいつもと違うように見えて
長く感じていた研究所までの道のりも短く感じた
「着いたよ!」
「ありがとう」
おねいさんはお礼を言ったら息を整えてから研究所に入っていった
おねいさんでも緊張するんだなと思いながらおねいさんの後ろをついて行こうとしたら
「少し待っててくれる?」
と言われ外の草むらで遊んで待っていることにした

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