第3章 縛られる思い
そんな馬鹿なことを思いながらプルアさんに色んなことを教えてもらう
「今日はここまでにしとこうか」
「ありがとうございます」
「あ、ちょっと待って」
「はい?」
「明日は私の故郷まで付き合ってくれる?」
「わかりました」
プルアさんの故郷ってどこだろう
確かシーカー族だったからカカリコ村かな?
少し遠出になるからお母さんたちに言っておこ
その夜
研究所の戸が開く
「お、ちょうどいい所に」
「???」
「明日カカリコ村に行くから明日だけカカリコ村は避けて通って」
「わかった」
「てか今日はゲルドの服じゃないのね」
「動きずらいし防御力ないから戦う時はこの服なだけ」
「最初からそれで良くない?」
「旅は女の子でいた方がしやすい」
「なるほど…」
「とりあえずカカリコ村には寄らないようにする」
「そうして」
「じゃあ」
手を振って見送るプルア
「はぁー明日の準備して寝よ」
翌朝
「ふぁー」
毎日のように支度をする
両親に念の為言ったら許可がおりた
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
両親に見送ってもらいプルアさんの所へ行く
「おはようございます」
「おはよぉ ちょっとまってて準備するー」
「はい」
髪をゆっていつもの髪型にしている
あれああやって結んでんだ…
「行こうか」
「はい!」
カカリコ村に向かって歩き出す
村を出て森をぬけ下っていく
道中魔物がいたが通りすがりの人に助けてもらった
「着いたァ」
「疲れましたね」
「とりあえず妹にあってくる」
「はい!」
プルアさんに妹いたんだ…
てかプルアさんおねいさんなんだ…
驚いていると
「失礼な顔してるわよ」
と言われた顔に出ていたらしい
「まあとりあえず行ってくるから街の中探索しといて」
「はい!」
始めてみるほかの村
私が暮らすハテノ村とは違い村の雰囲気が少し暗めな気がする
やはり谷底のような地形だからこそなのだろうか
落ち着きがあっていい村だと思った
歩いていると服屋があったので覗いて見たら
シーカー族に伝わる服が売ってた
体の形がはっきり出る服で動きやすさ重視と言った感じだった
服屋以外も野菜沢山売ってる所や宿屋など沢山見てきた
なんというかワクワクした