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あの人と結ばれたいな...

第2章 おねいさんは何者?


次の日私はおねいさんの家に行った
おねいさんの家の戸を開けてもそこはいつ日かのあの楽しかった空間のままだった
楽しかった日々というものはすぐにすぎるものでその後に来る何も無い時間や苦しい時間が長く感じるだけどそれを乗り越えればきっと…
涙がこぼれそうになった
「……よし」
黙々と掃除を始める
意外とホコリが溜まっている
食器をどけてテーブルを拭いて食器を戻す
床の掃き掃除をしてから雑巾で拭く
それが意外と大変で半日かかった
「つ、つかれた」
少し休憩をする
その間にも部屋を見渡す
昨日までそこにおねいさんがいたみたいな感覚におちいる
ここで待っていればおねいさんとまた会えるのではないかと
少し休んだらプルアさんのとこに向かう
「行かなきゃ」
おねいさんがいたら楽しく思えた道のりも今では長く
思う
プルアさんの研究所に着いた
もしかしたらここからひょっと出てくるかもしれないそんな淡い期待を抱いて扉を開ける
「チェッキー よく来たわね」
いるはずもなくプルアさんが出迎えてくれる
「こんにちは 今日からよろしくお願いします」
「いいよー 4、5年の間であんたのこと鍛えてあげるから」
「お、お願いします…」
「まずは何を教えていこうかしら」
「お手柔らかにお願いします…」
「なら〜」
プルアさんは後ろの本棚にある本を取りに行った
プルアさんは古代遺物の研究をしている
昔使われていたガーディアンというものの研究からほこらという勇者を鍛える所の研究所その他にもいっぱいある
「あったあったこれよー」
プルアさんが持ってきた本には「古代のガーディアンについて」と書かれていた
「ガーディアン?」
「そうガーディアン」
「なんで?」
「ココ最近でふえた旅人の死傷者数の大半はガーディアンによる襲撃が原因よ」
「最近ハテノ村に来ている旅人たちって…」
「そう あらかたガーディアンの襲撃から逃げてきたと言っているわ」
ゾッとした
あたしはいつも平和な場所で暮らしていたんだと実感していた
そしておねいさんは無事なのかとさらに心配になった
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