第2章 おねいさんは何者?
そんな日がなんにちもなんにちもたった
1週間たったくらいに私はおねいさんが言ってた日ぐらいだろうと朝はしゃいで早く身支度を済ませた
「行ってきます!!」
「気おつけていくのよー」
「うん!!!!」
走っておねいさんの家まで来た
息を切らしながら走ってくると友達もいた
「あー!!!」
「おう、」
「なんで最近家に来てくれなかったの!?」
「…た…てた」
「なんて?」
「鍛えてた!!!」
「鍛えてた?」
「そう」
「何を?」
「色々守れるように」
「色々って何?」
「色々は色々」
「もーめんどくさいやつだなー」
久しぶりに友達と話せて嬉しいと思っていたらおねいさんではなく研究所のお兄さんがやってきた
「あ、どうも」
「…どうも」
「君たちがプルア様がよく話している子供たちですか?」
「多分そうです…」
「プルア様がお話があるって街まで降りてきて探していましたよ」
「プルアさんが?」
「はい」
「急いでいきます!!!」
プルアさんがいるとこまで全力で走った
すると染物屋の前あたりで私たちを探していた
「プルアさん!!!」
「あ、あんた達」
「おねいさんになにかあったんですか!?」
「なにかあったといえばあったんだけどそこまで重大なことでは無いから安心して?」
「なら良かったです でもおねいさんに何が…?」
「今日あいつ私の所まで来たんだけどね」
「はい」
「あいつまだまだ武器集めかかりそうだって言ってたの」
「そ…そうですか」
「それでね、あいつが言うには4、5年かかるかもしれないって言っててね」
「4、5年!?」
「だから子供達に謝っておいて欲しいって言ってたの」
「………」
「あいつにも直接いえばいいじゃないって言ったんだけどきっと今あってそんなこと言ったら泣きつかれてここから動きずらくなっちゃうから言っといて欲しいって頼まれて」
「ありがとうございます…」
「いやあたしは言われたことをしたまでだから気にしなくていいのよ だけどあんた顔…」
気づくと顔がぐしゃぐしゃになるくらい涙を流していた
おねいさんの最悪の話ではなくて安心した気持ちと長い間会えなくなるということに対する悲しみで涙が溢れて止まらなくてどうしようもなくなっていた